406005 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ぴょんぴょん堂

ぴょんぴょん堂

蛇の目傘

雨や雪の時 襦袢や着物・コートなど色々悩みます。
大分前になりますが 雨の日にコートを着ないで正絹お召を着て
(かなり歩きました)ものすっごい泥跳ね・着物の縮みで
えらい目に遭った事があります。
それから雨・雪用にポリエステル着物を買いました。
小雨の場合は黒っぽい正絹を着ています。
私は雨コートが好きでないので 着物+長羽織という事が多く
冬には長羽織の上に更に厚手のコートを着ます。
足元は二枚歯の塗り下駄に爪カバーで決まりですが泥はねしないよう
内股ぎみに歩きます。 一番悩むのは傘です。
蛇の目をさして出かけたいのですがこれが結構判断が難しくて・・・
もう6・7年前になりますが デパートで職人展があった時
和傘を作っている おばあさんがそこで実演しておりました。
とても欲しかったんですが その時は実用的でないように思いましたし
お値段が・・・ その場はパンフレットだけいただいて帰りました。
何年か後 やはりどうしても欲しくなり電話してみましたら
もう おばあさんは既に亡くなられたとの事でしたが
おばあさんが作られた傘が何本か手元に残っていると。
幸い私の好きなお色目がありましたので
羽二重のいいものを1本譲っていただきました。
それがこの渋い紫の和傘です。
中に繊細に糸が渡してあり 2段階にさす事ができます。

蛇の目

オークションでも和紙のものや羽二重のものを何点か買って
気軽に使っていますので おばあさんから譲っていただいたものは
大事に 大事にしています。
羽二重はいくら和紙より丈夫だと言って 2段階の小さく開く方で
差して歩いても人混みの所は怖いですし
雨・風が強い時もちょっと無理です。
蛇の目を使う時は 天気予報に十分注意しなくてはいけませんし
扱いはやはり少し気配りが必要です。
閉じた時は普通の傘と逆に持たなくてはいけません。
以前コンサートに行った時にさして行きましたが
和傘を買った時に付いてくるカバーは
すぐにビチャビチャになってしまいますので
今度コーティング生地でもカバーを作っておこうと思っています。
また 冬場の寒い時は特に要注意です。
いきなり開くとビリビリと破れてしまいますので
寒い時はドライヤーなどで少し暖めてから ゆっくりと
開いていくのがポイントです。
しばらく使っていないものも 開きにくくなっていますので
使わなくても たまに開いてみるといいです。
使ったらよく乾かして整えて閉じます。
私が使うときは 主に飲みに行く時ですが
やはりあまり雨・風が強くない日に あまり人が通らない道を選んで
使います。飲み屋さんには傘立があるので カバーは持っていきません。
蛇の目が無理な日はデパートやオークションで買った
骨の本数が多い傘を使いますが やはり着物には
蛇の目が素敵かなと。
雨の日に着物を着る方は少ないかもしれませんが
雨の日に蛇の目を差す方はもっと少ないです。
今までにお一人だけ見た事がありましたが
やはり着慣れた感じの年配の方で それはそれは素敵でした。
私も着物を着るからには 人から素敵と思われる
着物姿を目指していきたいと思っています。
粋な縞の着物に 白の蛇の目を合わせてみたいですが
まだそこまでには達していないので 
一応将来こうありたいという目標です(^_^;)


© Rakuten Group, Inc.